訪問者数

  • Visitors today : 0
  • Total visitors : 1,614

労働衛生支援

  「労働衛生」という言葉は一般にはよく使われる言葉としては承知されていないでしょう。これは、行政が使う労働安全衛生法の中で使われる言葉だからです。そこで、「労働衛生」を2つの意味に分けて説明しましょう。その第一は、業務において、労働安全衛生法などで規制されている有機溶剤や粉塵など人体に有害な物質を使用する場合の規制の問題です。例えば自動車の塗装には有期溶剤(ペンキ)を使って作業するわけですが、この場合基本的には局所排気装置を設置して有期溶剤を体内に取り込むことを防ぐ必要があります。あるいは、昨今話題になっている石綿(発がん性物質)を使用する職場、今皆さんが関心ある放射線を浴びる職場についても、これらが人体に浴びない(暴露しない)対策をとる必要場あります。そうしないと、「職業性疾病」に罹る可能性が大きくなるからです。その第二は、これも最近重要になって来た、「職場のメンタルヘルス」が保てていない場合に、「うつ病」に罹る従業員が発生することを防ぐための対策です。今日のように、厳しい経済競争の中で、企業内人間関係からくるストレスは時代と共に増大していると言えるでしょう。「過労死」、「自殺」対策もこれらの範疇に入るものです。これらの問題は、有害性物質と使う問題ではなく、職場の人間関係や労働時間管理と言ったメンタルな部分への危険を防ぐ対策です。

 当事務所においては、これらの、労働衛生対策について、企業内の実態を把握した上で、企業内に潜んでいる労働衛生上の危険を予知し、その改善に向けた提案と、改善までの支援をすることが出来ます。